高中圧ガス管
安全な状態を維持しています
天然ガスは、化石燃料の中でも二酸化炭素の発生が少ないことで注目されているエネルギーです。一般家庭への供給はもちろんのこと、プラント施設で採用されていることも多く、その供給ラインはとても重要なインフラです。プラント内配管や道路の下を縦横無尽に張り巡らされているガス管では、一般家庭よりも高い圧力で供給されています。そのため、配管の検査はとても重要になっています。当社では、設立時よりおよそ20万リング以上の検査を行ってきました。当社の検査技術により、現在の安全な状態が維持されていると自負しています。
検査項目
中圧ガス導管溶接部検査
公共道路に埋設するガス管の検査を行っています。ガス事業法に則りとても厳しい判定で行っています。
中圧ガス導管溶接部検査(プラント施設内)
プラント施設内の専有部に配管されたものに対して検査を行っています。建物内については、すべての溶接線に対して厳しい検査が行われます。
高圧ガス導管 溶接部検査
首都圏から離れた場所までガスを安定して供給するために高圧で供給するラインがあります。この高圧ガス導管は、さらに厳しい検査項目をクリアする必要があります。
手法
放射線透過試験(RT)
携帯式X線装置を用い、X線フィルム上に直接配管内部又は溶接部の情報を写しこませます。フィルム上では、きずの発生している箇所が黒く認識できます。
超音波探傷試験(UT)
対象物に超音波を入射します。反射エコーの波形から、きずか否かを判断します。きずエコーまでの距離から、幾何学的に位置の特定が可能です。当社では、探傷ロボットを使用することにより、全波形の記録から検査記録の可視化まで可能になりました。
浸透探傷試験(PT)
毛細管現象を利用した方法で目に見えないほど小さい傷さえも目立たせて確認できるようになります。表面きずの検出に特化しており、機材も簡易で多くの検査対象で使われています。